災害時に「ペットとどこへ避難すればいいのか」「避難所は犬や猫を受け入れてくれるのか」を、その場で一から調べるのは簡単ではありません。ペット避難ナビは、全国の避難所検索だけでなく、平常時からうちの子の情報・避難先候補・必要な備えをまとめておける無料のペット防災サービスです。
2026年9月現在、全国83,211件の避難所データを掲載。現在地や住所から近くの避難先を探せるほか、マイペット登録、QRコード作成、避難計画、防災準備率などを一つのサービス内で使えます。
ペット避難ナビとは?
ペット避難ナビは、株式会社Paws&Prepが運営するペット防災Webサービスです。目指しているのは、単に「近くの避難所を検索する」ことではありません。
災害が起きてから調べ始めるのではなく、平常時から少しずつ備えを完成させておくこと。そのために、避難所検索、ペット情報の整理、避難先の登録、防災用品の確認までを一続きにしています。
| 機能 | できること | 使うタイミング |
|---|---|---|
| 避難所検索 | 現在地・住所から近くの避難所を探し、ペット同行に関する確認情報を見る | 平常時・災害時 |
| マイペット | 名前、写真、体重、病院、薬、アレルギー、ワクチンなどを整理 | 平常時 |
| うちの子パスポート | ペット情報を確認できる専用QRコードを無料作成 | 迷子・旅行・預け先・災害時 |
| 避難計画 | 第1〜第3候補まで避難先を登録 | 平常時 |
| 防災準備率 | 食料・水、移動用品、医療、衛生、身元確認などの準備状況を見える化 | 平常時 |
| 地域情報 | 現地の受入状況や混雑、運用情報など利用者投稿を確認 | 災害時 |
機能1|全国83,211件から近くの避難所を探す
トップページから「現在地から探す」を使うか、都道府県・市区町村などの住所を入力すると、周辺の避難所を検索できます。位置情報を使いたくない場合でも、住所検索だけで利用できます。

ペット同行について確認できた避難所では、自治体や施設の公式情報を優先して掲載し、確認先や根拠が分かる形を重視しています。確認できない項目を推測で「可」にせず、分からないものは「要確認」として扱う方針です。
重要:「同行避難できる」ことと、「避難所内で飼い主とペットが同じ部屋で過ごせる」ことは同じではありません。災害時は必ず自治体や避難所の最新案内を確認してください。
避難所の受け入れについて詳しく知りたい方は、避難所のペット受け入れ|確認方法と準備もあわせて確認してください。
機能2|「マイペット」に避難時に必要な情報をまとめる
マイペットでは、名前や写真だけでなく、犬種・猫種、年齢、生年月日、性別、体重、サイズ、かかりつけ病院、常備薬、アレルギー、ワクチン、マイクロチップ、避難時の注意事項などを登録できます。
災害時には、飼い主自身がけがをしたり、家族以外の人へペットを預けたりする可能性があります。「この薬は何か」「どこの病院へ通っているか」「食べられないものはあるか」をスマートフォンですぐ確認できる状態にしておくと、情報を一から思い出す負担を減らせます。
機能3|無料で「うちの子パスポート」のQRコードを作る
マイペットを登録すると、その子専用のQRコードを無料で作成できます。QRコードは首輪、迷子札、キャリー、防災バッグなどに付けて利用できます。NFCタグから同じ情報を開く使い方にも対応しています。

- 旅行やおでかけ先で健康情報を確認する
- ペットホテルや家族へ預ける際に注意事項を共有する
- 迷子になった際、保護した人が情報を確認する
- 災害時、避難先で薬や健康状態を伝える
公開する情報はパスポート作成時に選べます。本名・自宅住所・電話番号を登録しなくても利用可能です。メールアドレスを設定している場合は、QRコードやNFCからパスポートが開かれた際にメールで知らせる機能もあります。
機能4|避難先を第1〜第3候補まで決めておく
災害時、最寄りの避難所が必ず使えるとは限りません。施設が開設されない、道路が通れない、ペット受入条件が変わるなど、想定外の状況も考えられます。
ペット避難ナビの避難計画では、避難先を第1〜第3候補まで整理できます。「まずここへ行く」「使えなければ次へ」という候補を平常時に決めておくことで、災害発生後の判断を減らせます。

家族で、ペットを誰が連れて行くのか、誰が防災バッグを持つのか、離れているときはどこで合流するのかまで話し合っておくと、より実用的な計画になります。
機能5|「防災準備率」で不足している備えを見える化
ペット防災は、フードを用意するだけでは完成しません。移動用品、健康・医療、衛生用品、身元確認など、複数の準備が必要です。
備えのページでは、準備状況を確認し、足りないものを把握できます。何から始めればいいか分からない場合は、数字を100%にすることだけを目的にせず、「まだ何が足りていないか」を家族で確認するために使うのがおすすめです。
具体的な持ち物は、ペット防災グッズの選び方と必需品リストでも詳しく解説しています。
機能6|地域の受入状況・混雑などを利用者情報から確認
災害時には、公式情報だけでは現地の細かな状況が分からないことがあります。ペット避難ナビでは、地域ごとに利用者から寄せられた避難情報も確認できます。
ただし、利用者情報は自治体や施設が発表した公式情報ではありません。ペット避難ナビでは、公式情報と利用者情報を区別して表示しています。現地投稿は判断材料の一つとし、最終的には自治体・施設の最新情報を優先してください。
機能7|Googleバックアップで別端末にも備える
マイペット、避難計画、防災準備率などのデータは、まず利用中のブラウザに保存されます。会員登録をしなくても使えますが、機種変更や端末紛失に備えて、必要に応じてGoogleアカウントへバックアップできます。
Googleバックアップは任意です。Googleログインを使わない場合は、ファイルに保存して復元する方法も用意されています。
初めて使うなら、この3ステップから
STEP1|自宅周辺の避難所を3か所確認する
まずは現在地または住所で検索し、第1候補だけでなく複数の避難先を確認してください。ペット同行条件が確認できない施設は、自治体サイトや問い合わせ先も確認します。
STEP2|マイペットを1匹登録する
すべての項目を一度に埋める必要はありません。名前・写真・連絡に必要な情報から登録し、薬やワクチンなどを後から追加していきます。
STEP3|不足している防災用品を1つずつ減らす
防災準備率を確認し、フード、水、キャリー、薬、トイレ用品など、足りないものから順番に準備します。完璧を目指して何もしないより、今日1つ進める方が実際の備えにつながります。
ペット避難ナビは無料?会員登録は必要?
ペット避難ナビは無料で利用できます。避難所検索だけでなく、マイペットやQRコード作成なども利用できます。端末への保存は会員登録なしで使え、Googleバックアップは必要な人だけ任意で利用する仕組みです。
利用するときに知っておきたい注意点
- 災害時は自治体・避難所の最新情報を優先する:開設状況や当日の受入条件は変わる可能性があります。
- 「ペット可」だけで同室避難と判断しない:同行避難と同伴避難は異なります。
- 避難所を1か所に決め打ちしない:第2・第3候補も確認しておきましょう。
- 位置情報だけに頼らない:住所検索でも避難先を確認できます。
- 利用者投稿は公式発表と区別する:現地情報は参考情報として活用してください。
こんな飼い主さんに使ってほしいサービスです
- 近所の避難所がペットを受け入れるか知らない
- 災害時に必要なペット用品をまだ整理できていない
- 愛犬・愛猫の薬や病院情報を家族と共有できていない
- 迷子札だけでなくQRでも情報を伝えられるようにしたい
- 避難先を1か所しか考えていない
- 防災バッグを買ったものの、その後の準備が止まっている
よくある質問
Q. 犬と猫のどちらでも使えますか?
はい。犬・猫との避難準備を想定した機能を提供しています。避難所ごとの受入対象や条件は異なるため、施設情報は個別に確認してください。
Q. QRコードには何が表示されますか?
マイペットに登録した情報のうち、パスポートで公開する項目を選んで利用できます。必要以上の個人情報を公開せずに使えるよう、本名・自宅住所・電話番号を登録しなくても利用できます。
Q. ペット避難ナビだけ見れば災害時の判断はできますか?
いいえ。ペット避難ナビは避難判断を補助するサービスです。災害時には自治体の避難情報、避難所の開設状況、当日のペット受入条件などを必ず確認してください。
まずは「避難先を探す」か「うちの子を登録する」から
ペット防災は、災害が起きてから急に完成させることはできません。避難先、健康情報、持ち物を平常時から少しずつ整理しておくことが、いざというときの迷いを減らします。
※掲載機能・避難所件数は2026年9月28日時点。避難所情報は自治体・施設の公式情報を優先し、実際の災害時は必ず最新の発表をご確認ください。

