犬を家族に迎えることはとても幸せなことですが、同時に大きな責任も伴います。特に初めて犬を飼う方にとって、「何を準備すればいいのか」というのは大きな疑問です。この記事では、犬を飼うために必要なものを詳しく解説します。これから愛犬を迎える準備に役立てていただけると幸いです。
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もしもの時、愛するペットと一緒に避難できますか?
- ペット用防災グッズが何も準備できていない
- いざという時に何を持ち出せばいいか分からない
- 防災バッグを買っても使わないまま押し入れに…
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犬を飼う前に考えるべきこと
まず犬を飼う前に、生活環境や家族の状況など、いくつかの重要な点を確認しましょう。犬は10年以上の長い期間、家族の一員として共に過ごすことになります。
犬を飼うことに対する家族全員の同意が必要です。特にアレルギーを持つ家族がいないか確認することも大切です。また、生活スタイルに合った犬種を選ぶことも重要なポイントです。活発な大型犬は運動量が多いため、十分な散歩時間を確保できる家庭に向いています。一方、小型犬はスペースが限られたマンションなどでも飼いやすいでしょう。
さらに、犬を飼うための費用も事前に計算しておくことが大切です。初期費用だけでなく、毎月のフード代や医療費、トリミング代など継続的にかかる費用も考慮に入れましょう。
これらをしっかり検討した上で、愛犬を迎える準備を始めましょう。
犬を飼うために必要な基本アイテム
犬を迎える前に必ず準備しておきたい基本アイテムを紹介します。これらは犬を迎えた直後から必要になるものばかりです。
1. ケージ・サークル
ケージやサークルは愛犬の「お部屋」となる大切な場所です。特に子犬の場合、留守番中の安全確保や、トイレのしつけなどに欠かせません。
選ぶ際のポイントは以下のとおりです:
- 成犬になったときのサイズを考慮する(小さすぎると窮屈になります)
- 犬が立ち上がっても余裕がある高さのもの
- トイレスペースと寝るスペースを分けられる広さ
- 掃除しやすい素材・構造のもの
特に子犬の時期は、トイレトレーニングの一環としてサークル内で過ごす時間が多くなります。ケージの中に寝具を入れ、サークルにトイレを設置するという使い方もおすすめです。
2. クレート(キャリー)
クレートは移動時に使用する「犬用のキャリーバッグ」のことです。動物病院への通院や、旅行などの際に必須のアイテムです。
クレート選びのポイントは:
- 犬が横になれるサイズ
- 通気性の良いもの
- 開閉しやすい構造
- 清潔に保ちやすい素材
最近では移動しやすいキャスター付きタイプや、折りたたみ可能なソフトクレートなど様々な種類があります。使用頻度や用途によって選びましょう。
3. トイレ用品
室内で飼育する場合、トイレの設置は必須です。トイレ用品としては以下のものが必要になります:
- トイレトレー(犬のサイズに合わせたもの)
- ペットシーツ(吸収力の高いもの)
- 消臭剤
トイレトレーは犬が入りやすい高さと、足を上げてオシッコをする場合は囲いが高いものを選びましょう。また、シーツの交換頻度が高いため、ペットシーツは多めに用意しておくと安心です。
トイレの位置は、最初は愛犬の居場所(ケージやサークル)の近くに設置するのがおすすめです。トイレトレーニングが進んだら、少しずつ定位置に移動させていきましょう。
4. フード・食器
犬にとって適切な食事は健康維持の基本です。以下のものを準備しましょう:
- ドッグフード(子犬用、成犬用、高齢犬用など年齢に適したもの)
- フード用食器(倒れにくく、洗いやすいもの)
- 水用食器(大きめで安定したもの)
- 食器スタンド(高さがあると食べやすい犬種も)
フードについては、ブリーダーやペットショップで与えていたものと同じものを用意するのが理想的です。環境の変化によるストレスを最小限にするためです。徐々に新しいフードに切り替える場合は、1〜2週間かけて少しずつ混ぜる量を増やしていくとよいでしょう。
食器は倒れにくく安定した設計で、洗いやすいステンレス製や陶器製がおすすめです。プラスチック製は傷がつきやすく細菌が繁殖しやすいため、定期的な交換が必要になります。
5. 犬用ベッド
愛犬が安心して休める場所として、専用のベッドを用意しましょう。選び方のポイントは:
- 洗濯可能な素材
- 犬が伸びて寝られるサイズ
- 季節に合った素材(夏は通気性が良いもの、冬は保温性が高いもの)
- 噛み癖がある犬には丈夫な素材のもの
特に子犬の場合、噛み癖や粗相があることも考慮して、洗濯しやすいタイプを選ぶとよいでしょう。また、ブリーダーから使い慣れた毛布やタオルをもらえる場合は、それをベッドに敷くと安心感を与えられます。
6. 首輪・ハーネス・リード
散歩用の必須アイテムです。特に以下の点に注意して選びましょう:
- 首輪:迷子札が付けられ、調節可能なもの
- ハーネス:体への負担が少なく、脱げにくい設計のもの
- リード:手に馴染み、強度があるもの(伸縮タイプも便利)
子犬はすぐに成長するため、調節可能なタイプを選ぶか、成長に合わせて買い替える準備をしておくとよいでしょう。一般的に小型犬や気管が弱い犬種(チワワやパグなど)はハーネスがおすすめです。
迷子札には飼い主の連絡先を必ず記載しましょう。最近では電子タグや、QRコードタイプの迷子札も普及しています。
犬の生活環境を整えるためのアイテム
基本アイテムに加えて、愛犬の生活を快適にするためのアイテムも紹介します。
1. おもちゃ
犬にとっておもちゃは単なる遊び道具ではなく、ストレス発散や知育、歯のケアなど多くの役割を果たします。
- 噛むタイプ:ストレス発散や歯のケアに
- 音が鳴るタイプ:好奇心を刺激
- 知育タイプ:頭を使って遊ぶことで精神的な刺激に
- ロープタイプ:引っ張り遊びに
特に歯の生え変わりの時期(生後3〜7ヶ月頃)には、適切な噛むおもちゃを与えることで家具などを噛む行為を防ぎます。また、愛犬の性格や好みに合わせて、いくつか種類の異なるおもちゃを用意するとよいでしょう。
2. 掃除用品
特に子犬は粗相をすることが多いため、清潔を保つための掃除用品は重要です。
- ペット用消臭クリーナー
- ペット用ウェットティッシュ
- ペット用掃除機(抜け毛の多い犬種には特におすすめ)
- マナー袋(散歩時の排泄物処理用)
特に尿などの排泄物の臭いが残ると、その場所で再び粗相をする可能性があるため、消臭効果の高いクリーナーを用意しておくと便利です。
3. お手入れ用品
犬の毛質や大きさによって必要なお手入れ用品は異なりますが、基本的には以下のものが必要です:
- ブラシ(毛質に合わせたもの)
- シャンプー・コンディショナー(犬用)
- 爪切り(犬用)
- 耳掃除用品
- 歯磨き用品(歯ブラシ・歯磨きペースト)
特に長毛種の場合、毛玉防止のため定期的なブラッシングが重要です。また、子犬のうちから爪切りや歯磨きなどのケアに慣れさせておくと、成犬になってからもスムーズにケアができます。
お手入れの頻度は犬種によって異なりますが、基本的にはブラッシングは週に2〜3回、シャンプーは月に1〜2回、爪切りは月に1回程度を目安にするとよいでしょう。
4. フロアマット
特にフローリングの家では、愛犬のためにフロアマットを敷くことをおすすめします。
- 滑り止め効果があるもの
- 洗える素材
- 防水性があるもの
フローリングは犬にとって滑りやすく、関節に負担がかかります。特に子犬や高齢犬、関節に問題を抱えやすい犬種(ダックスフンドなど)には適切なマットの設置が重要です。
犬種・サイズによって変わる必要なもの
犬の大きさや特性によって、必要なものや適切なサイズは変わってきます。特に注意すべき点を紹介します。
小型犬の場合
小型犬(チワワ、トイプードル、ポメラニアンなど)は体が小さく体温調節が難しいため、以下の点に注意が必要です:
- 保温グッズ(冬用の洋服やブランケット)
- 小さすぎない食器(安定性を考慮)
- 体への負担を減らすハーネス
- 骨折予防のためのスロープやステップ
小型犬は骨が細く骨折のリスクが高いため、高いところから飛び降りないように注意が必要です。ソファやベッドの昇り降りに使えるスロープやステップを用意すると安心です。
中型犬の場合
中型犬(柴犬、ビーグル、コーギーなど)は活発な犬種が多いため、運動量を満たせるアイテムが必要です:
- 丈夫なおもちゃ(引っ張りっこ用など)
- 長めのリード(活動量が多い犬種用)
- 広めのサークル
中型犬は活発な子が多いため、十分な運動スペースと、エネルギーを発散できるおもちゃを用意することが大切です。また、噛む力が強いため、耐久性のあるおもちゃを選びましょう。
大型犬の場合
大型犬(ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、シェパードなど)は体が大きいため、それに適したサイズのグッズが必要です:
- 十分な広さのケージやサークル
- 大容量の食器と水飲み
- 強度のある首輪とリード
- 関節サポートのベッド(特に高齢になったとき)
- 大型犬用の大きなトイレトレー
大型犬は食事量も多く、排泄物も大きいため、それに対応できる食器やトイレ用品が必要です。また、成長とともに関節疾患にかかりやすいため、フローリングには必ずマットを敷き、適切なクッション性のあるベッドを用意しましょう。
毛の長さによる違い
犬の毛の長さや質によっても必要なケア用品は異なります:
- 長毛種:スリッカーブラシ、コーム、抜け毛用手袋など
- 短毛種:ラバーブラシ、グルーミンググローブなど
- 巻き毛種(プードルなど):スリッカーブラシ、コームなど
特に長毛種は定期的なブラッシングが必要で、毛玉ができやすいため毎日のケアが重要です。また、抜け毛の多い犬種(シベリアンハスキー、ゴールデンレトリバーなど)は毛の処理用の掃除機や粘着ローラーなどがあると便利です。
犬を迎える前の家の安全対策
愛犬を迎える前に、家の環境を安全にしておくことも重要です。特に子犬は好奇心旺盛で何でも口にしてしまうため、以下のような対策を行いましょう。
危険物の管理
犬にとって危険なものを口にしないよう、適切に管理しましょう:
- 電気コードは噛まれないようカバーをする
- 洗剤や薬などは手の届かない場所に保管
- 小さなおもちゃや飾り物は片付ける
- 観葉植物は犬に有毒でないか確認(ポインセチア、アロエなど一部の植物は犬に有毒)
- ゴミ箱はフタ付きのものを使用
特に子犬は何でも口に入れてしまうため、誤飲の危険性がある小さなものは手の届かないところに片付けておきましょう。また、チョコレートやネギ類、ぶどうなど、犬にとって有毒な食べ物も注意が必要です。
立ち入り禁止区域の設定
犬が入ってはいけない場所を作ることも大切です:
- ベビーゲートやペットゲートを設置
- キッチンなど危険な場所への侵入を防ぐ
- 階段からの転落防止のためのゲート
ゲートは特にキッチンや洗面所など、犬にとって危険なものが多い場所への出入りを制限するのに役立ちます。
滑り止め対策
フローリングの床は犬にとって滑りやすく危険です。以下のような対策を行いましょう:
- 犬が主に活動する場所にカーペットやマットを敷く
- 滑り止め加工のあるマットを使用
- 犬用の靴下(特に高齢犬や関節が弱い犬に)
特に子犬や高齢犬は滑って怪我をしやすいため、主な生活スペースには必ず滑り止め対策を行いましょう。
犬を飼うときにあると便利なアイテム
必須ではないものの、あると便利なアイテムも紹介します。生活スタイルに合わせて検討してみてください。
自動給餌器・給水器
長時間の外出や仕事で忙しい方におすすめのアイテムです。特徴は以下のとおり:
- 一定時間ごとに自動でフードを与えられる
- 水が常に新鮮な状態で提供できる(循環型給水器)
- タイマー設定や遠隔操作が可能なタイプもある
特に仕事で外出が多い方や、規則正しい時間に食事を与えたい場合に便利です。ただし、完全に自動化するのではなく、愛犬の食事の様子を定期的に確認することも大切です。
ペットカメラ
外出中に愛犬の様子を確認できるカメラです:
- スマートフォンで遠隔監視が可能
- 双方向通話機能付きのものも
- おやつを出せる機能付きのものも
- 動体検知機能があるものも
留守番が多い家庭や、分離不安の強い犬を飼っている場合におすすめです。愛犬の様子を確認できるだけでなく、声をかけることでワンちゃんの不安を軽減することができます。
ドライヤー・ブロワー
特に長毛種や寒い季節には、シャンプー後のしっかりとした乾燥が重要です:
- ペット用ドライヤー(温風が弱め)
- ペット用ブロワー(水分を飛ばす強力な風)
特に冬場は、濡れたままにしておくと体調を崩す原因になるので、しっかりと乾かすことが大切です。人間用のドライヤーは熱風が強すぎるため、温度調節ができるペット用を選ぶとよいでしょう。
ドッグバギー
小型犬や高齢犬、体調の悪い犬の移動に便利です:
- 長距離移動が困難な犬に
- 折りたたみ可能なタイプが便利
- 車への乗せ降ろしが楽になる
高齢犬や小型犬、また手術後のリハビリ中の犬などに特におすすめです。長い散歩でも途中で疲れた時に乗せることができるため、愛犬の体力に合わせた外出が可能になります。
犬を飼うために必要な費用
犬を飼うには初期費用だけでなく、継続的な費用もかかります。予算計画の参考にしてください。
初期費用
愛犬を迎えるために最初にかかる費用には以下のようなものがあります:
- 犬の購入費:5〜50万円(犬種、ブリーダー、保護団体によって異なる)
- 基本的な飼育用品:3〜10万円(ケージ、食器、ベッドなど)
- 初期医療費:3〜5万円(初期健康診断、ワクチン接種など)
- 登録費用:約3,000円(狂犬病予防法に基づく登録)
これらの費用は犬種や購入先によって大きく異なります。保護団体から迎える場合は比較的安価ですが、人気犬種をブリーダーから購入する場合は高額になることも。また、初めから質の良い製品を揃えると初期費用は高くなりますが、長く使えるため結果的に経済的なケースもあります。
継続費用
愛犬と暮らし続けるために毎月かかる費用の目安です:
- フード代:月5,000〜15,000円(犬のサイズ、フードの質による)
- 消耗品:月3,000〜5,000円(シーツ、おやつなど)
- 定期健康診断:年1〜2万円
- ワクチン接種:年5,000〜10,000円
- ノミ・ダニ・フィラリア予防:月2,000〜5,000円
- トリミング:回5,000〜15,000円(犬種による、2〜3ヶ月に1回程度)
これらに加えて、万が一の病気やケガに備えてペット保険への加入も検討するとよいでしょう。月額1,000〜5,000円程度で、医療費の一部がカバーされます。
また、旅行時のペットホテル代(1泊3,000〜10,000円程度)なども必要に応じて計算に入れておくと安心です。
公的な手続き
犬を飼う際には法律で定められた手続きもあります。忘れずに行いましょう。
犬の登録
狂犬病予防法に基づき、生後91日以上の犬は市区町村への登録が義務付けられています:
- 登録料:約3,000円
- 登録すると鑑札が交付される
- 鑑札は犬の首輪等に装着する必要がある
この登録は犬の生涯で一度だけ行えば良いものですが、引っ越しの際には新しい市区町村への変更届が必要です。
狂犬病予防注射
生後91日以上の犬には、年に1回の狂犬病予防注射が義務付けられています:
- 注射料:約3,000〜5,000円
- 注射済票交付手数料:約550円
- 注射済票も犬の首輪等に装着する
多くの自治体では春に集合注射を実施していますが、動物病院でも随時受けることができます。
マイクロチップの装着
2022年6月からは、ブリーダーやペットショップから犬を購入する場合、マイクロチップの装着が義務化されました:
- 購入時にすでに装着されていることが多い
- 装着されていない場合の費用:約5,000〜10,000円
- 登録情報の変更手続きが必要(飼い主情報など)
マイクロチップは迷子になった際の身元確認に役立ちます。すでに飼っている犬への装着は任意ですが、万が一のために装着を検討するとよいでしょう。
災害への備え
災害はいつ起こるかわかりません。愛犬と一緒に避難するための準備も忘れずに行いましょう。
ペット用防災セット
いざという時のために、ペット用の防災セットを用意しておくことをおすすめします。含めるべきものは:
- 5日分以上のドッグフード(できればいつも食べているもの)
- 飲料水(犬用)
- 携帯用の食器
- 常備薬(持病がある場合)
- ペットシーツ
- リード・首輪(予備)
- ペット用救急セット
- 愛犬の写真(迷子になった時用)
- タオル
これらをすぐに持ち出せるバッグにまとめておくと、緊急時にも安心です。定期的に中身をチェックし、消費期限が切れていないか確認しましょう。
避難先の確認
事前に以下のことを確認しておきましょう:
- ペット同伴可能な避難所の確認
- ペットホテルなど一時預かり施設の連絡先
- かかりつけ獣医師の緊急連絡先
残念ながら全ての避難所がペット同伴可能というわけではありません。お住まいの自治体のペット同伴避難についての方針を事前に確認しておくとよいでしょう。
まとめ:愛犬との幸せな生活のために
犬を飼うためには様々な準備が必要ですが、これらはすべて愛犬との幸せで健康的な生活のためのものです。事前にしっかりと準備をしておくことで、愛犬を迎えた後もスムーズに生活をスタートさせることができます。
最も重要なのは、犬を家族の一員として迎え入れる覚悟と責任感です。十分な時間と愛情を注ぎ、しつけやケアをきちんと行うことで、愛犬との素晴らしい絆を築いていくことができるでしょう。
また、犬種や年齢によって必要なものや注意点は異なります。専門家や獣医師のアドバイスも参考にしながら、あなたの愛犬に最適な環境を整えてあげてください。
そして、災害時の備えも忘れずに。いざという時に慌てないよう、ペット用の防災セットを用意しておくことで、愛犬の安全を守ることができます。
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