愛犬の健康維持に欠かせない「ドッグフード選び」。近年、ペットフードの種類は数百種類に上り、どれを選べばよいのか悩む飼い主さんが増えています。添加物や原材料、犬の年齢や健康状態など、考慮すべきポイントは多岐にわたります。この記事では獣医師の監修のもと、ドッグフードの正しい選び方から与え方まで詳しく解説します。愛犬の健康を左右する重要な選択だからこそ、基本的な知識を身につけて最適なドッグフードを見つけましょう。
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ドッグフードの種類と特徴を知ろう
ドッグフードは大きく分けて3種類あります。それぞれの特徴を理解して、愛犬のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
ドライフード(乾燥タイプ)
ドライフードは最も一般的で普及しているタイプのドッグフードです。水分量が10%前後と少なく、長期保存が可能なのが特徴です。
ドライフードのメリット
- 保存性に優れている(開封後も1〜2ヶ月程度保存可能)
- コストパフォーマンスが良い
- 歯垢や歯石の予防に効果的
- 栄養バランスが調整されている
- 携帯しやすく、給餌が簡単
ドライフードのデメリット
- 水分が少ないため、水分摂取に注意が必要
- 犬種や体質によっては食いつきが悪い場合がある
- 一部のドライフードは、低品質な原材料や問題のある添加物を使用している場合がある
初めてドッグフードを選ぶなら、総合栄養食表示のあるドライフードがおすすめです。犬に必要な栄養素がバランスよく含まれており、基本の食事として適しています。
ウェットフード(缶詰・パウチなど)
ウェットフードは水分量が70〜80%と多いタイプのドッグフードです。缶詰やレトルトパウチなどの形態で販売されています。
ウェットフードのメリット
- 水分量が多く、水分摂取が苦手な犬にも適している
- 香りが強く食いつきが良い
- 柔らかいため、高齢犬や歯の弱い犬にも食べやすい
- 嗜好性が高い
ウェットフードのデメリット
- ドライフードに比べて割高
- 開封後の保存期間が短い(冷蔵で1〜2日程度)
- 歯垢や歯石がつきやすい
- 給餌量が多く、太りやすい場合がある
ウェットフードは単体での給餌よりも、ドライフードのトッピングとして使用したり、食欲不振時の対応食として活用するのがおすすめです。
セミモイストフード(半生タイプ)
セミモイストフードは水分量が約25〜40%程度で、ドライフードとウェットフードの中間に位置するタイプです。
セミモイストフードのメリット
- 適度な水分量で柔らかく、食べやすい
- 嗜好性が高く、食いつきが良い
- ドライフードよりも消化吸収率が高い場合が多い
セミモイストフードのデメリット
- 保存料や着色料などの添加物が多い傾向がある
- ドライフードより保存期間が短い
- コストがかかる
- 歯垢や歯石がつきやすい
セミモイストフードは食いつきの良さから人気がありますが、添加物が多く使用されている場合があるため、原材料表示をしっかり確認することが大切です。
ドッグフード選びの基本4ポイント
数あるドッグフードの中から良質なものを選ぶための基本ポイントを4つ紹介します。
①総合栄養食を選ぶ
ドッグフードを選ぶ際、まず確認すべきは「総合栄養食」の表示です。総合栄養食とは、犬が健康を維持するために必要な栄養素がバランスよく含まれている食事のことを指します。
パッケージに「総合栄養食」「完全栄養食」と記載されているものは、米国飼料検査官協会(AAFCO)や欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)などの基準を満たしていることを示しています。
一方、「一般食」「間食」「おやつ」と表示されている製品は、単体で与え続けると栄養バランスが偏る可能性があるため、主食としては適していません。特に成長期の子犬や妊娠・授乳中の犬には、必ず総合栄養食を選びましょう。
②原材料をチェックする
パッケージの裏面に記載されている原材料表示は、含有量の多い順に記載されています。良質なドッグフードを選ぶには、以下のポイントに注目しましょう。
チェックポイント
- 肉や魚などの動物性タンパク質が上位に記載されているか
- 「肉類」「肉副産物」ではなく、「チキン」「牛肉」など具体的な食材名が記載されているか
- 穀物が使用されている場合、人間も食べられる品質の穀物(米、大麦など)が使われているか
- 人工着色料、人工香料、人工保存料などの添加物が少ないか
特に第1原材料(最初に記載されているもの)が何かは重要です。良質なドッグフードは、肉や魚などの動物性タンパク質が第1原材料であることが多いです。
③添加物の種類と量に注意する
ドッグフードの鮮度や品質を保つために、様々な添加物が使用されています。すべての添加物が悪いわけではありませんが、一部の添加物は犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
注意すべき添加物
- BHA、BHT、エトキシキン(合成酸化防止剤)
- リン酸塩(過剰摂取すると腎臓に負担)
- ソルビン酸カリウム(保存料)
- 人工着色料(赤色3号、青色1号など)
- プロピレングリコール(湿潤剤)
これらの代わりに、ビタミンE(トコフェロール)やビタミンC(アスコルビン酸)などの天然由来の保存料を使用している製品を選ぶと良いでしょう。
「無添加」と表示されていても、どの添加物が不使用なのか確認することが大切です。完全無添加の場合、保存性が低下するため、使用期限や保存方法に注意が必要です。
④タンパク質含有量と質をチェックする
犬は肉食動物であるため、良質なタンパク質の摂取が健康維持に欠かせません。タンパク質含有量は製品によって大きく異なるため、成分表を確認しましょう。
タンパク質含有量の目安
- 子犬・成長期:25〜30%以上
- 成犬(通常活動量):20〜25%程度
- シニア犬:18〜22%程度
- 腎臓に問題のある犬:15〜18%程度(獣医師に相談)
しかし、単にタンパク質量が多ければ良いというわけではありません。タンパク質の消化性や生物学的価値も重要です。肉や魚などの動物性タンパク質は、植物性タンパク質よりも犬にとって消化・吸収しやすい傾向があります。
良質なドッグフードは、チキン、ターキー、サーモン、ラム肉などの具体的な肉や魚の名前が原材料の上位に記載されていることが多いです。
年齢に合ったドッグフードの選び方
犬の年齢によって必要な栄養素や量は異なります。愛犬の成長段階に合わせたドッグフードを選びましょう。
子犬期(〜1歳前後)に必要な栄養
子犬期は急速に成長する時期であり、成犬よりも多くのエネルギーと栄養素を必要とします。
子犬期のドッグフード選びのポイント
- タンパク質含有量が高い(25〜30%以上)
- 脂質含有量が適切(15〜20%程度)
- DHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれている(脳や視力の発達に重要)
- カルシウムとリンのバランスが適切(骨の成長に重要)
- 消化しやすい原材料を使用している
特に大型犬種の場合、急速な成長による骨や関節への負担を軽減するため、カルシウムとリンのバランスが適切なフードを選ぶことが重要です。パッケージに「子犬用」「パピー」「グロース」などと表示されている製品を選びましょう。
成犬期(1〜7歳前後)に必要な栄養
成犬期は体の成長が落ち着き、健康維持のための栄養バランスが重要になります。
成犬期のドッグフード選びのポイント
- 適切なタンパク質含有量(20〜25%程度)
- 適切な脂質含有量(10〜15%程度)
- 食物繊維が適量含まれている(消化器系の健康に重要)
- ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれている
- 犬の活動量に合ったカロリー設定
活動量の多い犬(作業犬、スポーツ犬など)は、より高タンパク・高脂質のフードが適しています。反対に、室内で過ごすことが多い犬や避妊・去勢手術を受けた犬は、カロリーが控えめのフードが良いでしょう。
パッケージに「成犬用」「アダルト」「メンテナンス」などと表示されている製品を選びましょう。
シニア期(7〜8歳以降)に必要な栄養
シニア期になると代謝が落ち、関節や内臓の機能も徐々に低下していきます。年齢に合わせた栄養管理が重要です。
シニア期のドッグフード選びのポイント
- 適切なタンパク質含有量(18〜22%程度)
- 脂質が控えめ(8〜12%程度)
- グルコサミン・コンドロイチンが含まれている(関節ケアに重要)
- 抗酸化物質(ビタミンE、C、ベータカロテンなど)が豊富
- 消化に負担をかけない原材料を使用している
ただし、すべてのシニア犬に同じフードが適しているわけではありません。体重が減少傾向にあるシニア犬には、カロリーの高いフードが必要な場合もあります。また、腎臓や肝臓に問題がある場合は、獣医師に相談して特別なケアフードを検討しましょう。
パッケージに「シニア用」「高齢犬用」などと表示されている製品を選びましょう。
愛犬の特徴や悩みに合わせた選び方
愛犬の体質や健康状態に合わせたドッグフード選びも重要です。主な悩みごとに適したフードの選び方を解説します。
体重管理が必要な場合(肥満・太りやすい)
肥満は多くの健康問題を引き起こす可能性があるため、体重管理は重要です。特に室内犬や避妊・去勢手術を受けた犬は太りやすい傾向があります。
体重管理用ドッグフード選びのポイント
- カロリーが通常より20〜30%低い
- タンパク質含有量が適切(20〜25%程度)
- 脂質含有量が低め(6〜10%程度)
- 食物繊維が豊富(満腹感を得やすい)
- L-カルニチンが含まれている(脂肪代謝をサポート)
パッケージに「ライト」「ダイエット」「体重管理」「減量用」などと表示されている製品を選びましょう。体重管理中も適切な栄養素の摂取は重要なので、単に量を減らすだけでなく、目的に合ったフードを選ぶことが大切です。
アレルギーに配慮したい場合
食物アレルギーの症状がある場合、アレルゲンとなる原材料を避けたフード選びが必要です。
アレルギー対応ドッグフード選びのポイント
- 一般的なアレルゲン(牛肉、鶏肉、小麦、乳製品、卵など)を含まない
- 単一タンパク源(ラム肉、ベニソン、魚など、一種類のタンパク源のみ)
- グレインフリー(穀物不使用)または特定の穀物のみ使用
- 添加物が少ない
- 「低アレルゲン」「アレルギーケア」と表示されている
食物アレルギーが疑われる場合は、獣医師と相談して適切な診断と食事療法を進めることが大切です。自己判断での食事制限は栄養不足を招く可能性があるため注意が必要です。
関節ケアが必要な場合
大型犬種や高齢犬、関節疾患のリスクがある犬には、関節の健康をサポートする成分を含むフードが適しています。
関節ケア用ドッグフード選びのポイント
- グルコサミンが含まれている
- コンドロイチンが含まれている
- MSM(メチルスルフォニルメタン)が含まれている
- オメガ3脂肪酸(EPA、DHA)が豊富
- 適切な体重維持のためのカロリー設定
大型犬種の子犬期には、急速な成長による関節への負担を減らすため、カルシウムとリンのバランスが調整された「大型犬用パピーフード」を選ぶことも重要です。
涙やけが気になる場合
涙やけの原因はさまざまですが、フードの選び方で改善できる場合もあります。
涙やけ対策ドッグフード選びのポイント
- 添加物(特に着色料)が少ない
- 小麦やトウモロコシなどの穀物が少ないか不使用
- アレルギーの原因となりやすいタンパク源を避けている
- ミネラルバランスが適切(特にマグネシウムが過剰でない)
- 消化に良い高品質の原材料を使用している
涙やけには食事以外の原因(涙管の閉塞、眼の形状など)もあるため、症状が改善しない場合は獣医師に相談しましょう。
ドッグフードの正しい与え方
適切なフードを選んだら、次は正しい与え方を理解しましょう。
適切な給餌量を守る
パッケージに記載されている給餌量の目安は、あくまで参考値です。犬の体型、年齢、活動量、代謝などによって必要なカロリー量は異なります。
適切な給餌量の決め方
- パッケージの推奨給餌量を参考にする
- 愛犬の体型を定期的にチェックする
- 理想的な体型になるよう給餌量を調整する
理想的な体型では、肋骨は触れば分かるが見えない程度、上から見ると腰のくびれがある状態です。体重計で定期的に体重を測定し、記録することも大切です。
肥満気味の場合は給餌量を10%程度減らし、痩せ気味の場合は10%程度増やしてみましょう。急激な変化は避け、1〜2週間かけて様子を見ます。
給餌回数の目安
犬の年齢に応じた適切な給餌回数を守ることも重要です。
年齢別の推奨給餌回数
- 2〜3ヶ月の子犬:1日4回
- 3〜6ヶ月の子犬:1日3回
- 6ヶ月〜1歳の子犬:1日2〜3回
- 成犬(1歳以上):1日1〜2回
- シニア犬:1日2〜3回(少量ずつ)
小型犬は低血糖になりやすいため、1日2回以上の給餌が推奨されています。また、胃捻転のリスクがある大型犬種も、1日の食事量を複数回に分けて与えることで予防につながります。
フードの切り替え方
新しいドッグフードに切り替える際は、急な変更による消化不良や下痢を防ぐため、1〜2週間かけて徐々に切り替えることが重要です。
ドッグフードの切り替え手順
- 1〜3日目:新しいフード25% + 今までのフード75%
- 4〜6日目:新しいフード50% + 今までのフード50%
- 7〜9日目:新しいフード75% + 今までのフード25%
- 10日目以降:新しいフード100%
切り替え期間中に下痢や嘔吐、食欲不振などの症状が現れた場合は、切り替えのペースを遅くするか、別のフードを検討しましょう。特に敏感な消化器系を持つ犬や、アレルギー体質の犬は、より慎重な切り替えが必要です。
ドッグフードの保存方法と注意点
せっかく良質なドッグフードを選んでも、保存方法が適切でないと酸化や栄養価の低下を招きます。正しい保存方法を知っておきましょう。
ドライフードの保存方法
ドライフードは湿気と酸化に弱いため、以下のポイントに注意して保存します。
ドライフードの保存ポイント
- 開封後は元の袋から密閉容器に移し替える(袋に栄養成分や賞味期限が印刷されている場合は、袋ごと容器に入れるか情報をメモしておく)
- 直射日光を避け、涼しく乾燥した場所で保管する
- 開封後は1〜2ヶ月以内に使い切る
- 大量購入した場合、未開封の袋は冷凍保存も可能(解凍後は常温に戻してから開封)
特に脂質含有量の高いプレミアムフードは酸化しやすいため、専用の密閉容器での保存がおすすめです。
ウェットフードの保存方法
ウェットフードは開封後の傷みが早いため、以下のポイントに注意します。
ウェットフードの保存ポイント
- 未開封の場合、直射日光を避け常温保存(缶詰は冷暗所)
- 開封後の残りは清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保管
- 開封後は24〜48時間以内に使い切る
- 冷蔵庫から出したものは、室温に戻すか電子レンジで軽く温めて与える(熱すぎないよう注意)
一度犬の食器に出したウェットフードは、雑菌が繁殖している可能性があるため、再利用せずに捨てるようにしましょう。
フードの劣化サイン
ドッグフードが劣化すると、以下のようなサインが現れます。これらの兆候が見られたら、使用を中止しましょう。
劣化のサイン
- 異臭がする(油っぽい、酸っぱい、カビ臭いなど)
- 色が変化している
- カビが生えている
- 虫が発生している
- 塊ができている(湿気を吸った証拠)
- 油分が分離している(ウェットフード)
また、賞味期限が過ぎたフードは、見た目や匂いに異常がなくても使用しないことをおすすめします。
まとめ:愛犬に合ったドッグフード選び
ドッグフードの選び方を総合的にまとめると、以下のポイントが重要です。
- 「総合栄養食」の表示があるものを選ぶ
- 原材料表示を確認し、良質なタンパク源が上位に記載されているものを選ぶ
- 不必要な添加物が少ないものを選ぶ
- 愛犬の年齢(子犬、成犬、シニア)に合ったフードを選ぶ
- 特別なケアが必要な場合(体重管理、アレルギー、関節ケアなど)は目的に合ったフードを選ぶ
- 正しい保存方法と適切な給餌量を守る
- 新しいフードへの切り替えは1〜2週間かけて徐々に行う
愛犬の健康を左右するドッグフード選び。価格だけで選ぶのではなく、品質や原材料、愛犬の体質にも配慮した選択をしましょう。必要に応じて獣医師に相談し、愛犬に合った最適なフードを見つけることが大切です。
災害時に備えたペットフードの備蓄について
日常のフード選びと同様に重要なのが、災害時に備えたペットフードの備蓄です。近年の大規模災害の教訓から、ペットを含めた防災準備の重要性が高まっています。
災害時に備えたペットフードの備蓄のポイント
災害時に備えたペットフードの備蓄には、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 普段与えているフードを最低5日分、できれば2週間分備蓄する
- ローテーションを心がけ、賞味期限を定期的にチェックする
- 缶詰やレトルトパウチなど、保存性の高いウェットフードも用意しておく
- 水分補給用の保存水も忘れずに備蓄する(犬1匹あたり1日約50〜100ml/kg)
- フードを入れる携帯用の食器も用意しておく
また、常用薬がある場合は、それらの予備も確保しておくことが大切です。
ペット用防災バッグの準備も忘れずに
災害時、迅速に避難するためには、ペット用の防災バッグを準備しておくことがおすすめです。ペット用防災バッグには、フードや水だけでなく、以下のものも入れておくと安心です。
- リード・ハーネス(予備)
- ペットシーツ
- タオル
- 愛犬の写真(迷子になった時の確認用)
- トイレ用品
- 常備薬
- ペットの健康手帳やワクチン接種証明書
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